SURE for All Children - 東京学芸大学こどもの学び困難支援センター

About usわたしたちについて

こどもの学び困難支援センターの紹介

Q1.何をしているところですか?

貧困、虐待、不登校という課題に対して3つのプロジェクトを立ち上げ、“学びを拓く“をキーワードに実践研究や研修教材の開発をすすめています。また、協働して研究を進めていただける団体や機関等とネットワークをつくり、それぞれの成果を誰もが利用できるアーカイブに蓄積していきます。

Q2.どういう団体ですか?

国立大学法人東京学芸大学に設置されている研究センターの1つです。現在、NPO法人、教育関連企業、学校、教育委員会、教育支援センター、子ども食堂、放課後学習支援、第三の居場所などと協働して研究に取り組んでいます。

Q3.どのように研究をすすめているのですか?

次の5つのステップを踏んでいきます。

  • ステップ1 研究フィールドを定める

    願いを一緒にしてくださる実践現場を研究フィールドとして設定し、研究計画を協議します。

  • ステップ2 現場と協働して実践を展開する

    研究フィールドのこどもたちや支援者と一緒に、センターのメンバーや協力してくれる学生の皆さんと実践を進めていきます。

  • ステップ3 様々な角度から実践研究を行う

    こどもたちのニーズ把握やアセスメントの方法、ICTを含む教材の開発、遠隔学習の方法や効果の検証、支援者の課題分析など、こどもを中心とした研究を多角的に行います。

  • ステップ4 研修教材の開発と研修の支援、実施

    こどもの学び困難をよりよく支援できるように、関係する専門職、学生、地域の方々それぞれにフィットした研修教材を開発するとともに、研修の支援やセンター主催の研修会を進めていきます。

  • ステップ5 成果をアーカイブに集約する

    このホームページにあるアーカイブ機能を用いて貧困、虐待、不登校それぞれの支援事例や研修教材、研究成果を積み重ねていきます。タブを使って検索できる利用勝手のよいアーカイブをめざしています。

Q4.現在の研究フィールドはどこですか?

以下フィールドで研究を進めています。

貧困研究(沖縄・子ども食堂)

この研究フィールドでは「貧困」を軸に、現地のこども食堂と東京学芸大学をオンラインでつなぎ、アナログとデジタルのハイブリッド型支援の実践研究を中心に進めています。地域の居場所からみえるこどもの「学び困難」の実相を明らかにしながら、こどもたちが学ぶ楽しさに出会い、地域社会につながりを形成していく居場所運営モデルの開発に取り組んでいます。また、この取組の成果を、教員養成大学の人材養成システムにも反映させます。

虐待研究(大阪・第三の居場所)

この研究フィールドでは「虐待」を軸に、こどもたちの置かれている現状や必要な支援について研究しています。学習には、学習に向かう環境や欲求、動機付けなどが影響します。虐待が起きると、どのようなことが阻害され、その際にはどのような支援が必要となるのか、福祉と教育、官民の協働など、こどもたちがどのような状況にあっても、必要な学びを提供できる教育の在り方を問い続けていきます。

不登校研究(東京・教育支援センター)

この研究フィールドでは「不登校」を軸に、こどもの学び困難支援センターが東京都小金井市教育委員会と協働して大学構内に開室した「もくせい教室(教育支援センター/適応指導教室)」をステージに実践研究をすすめています。不登校の小中学生を対象に「よりそい」と「学習支援」を行うとともに、全国ではじめてとなるキャンパス内設置の利点をいかし、ICTツールや各種体験プログラムの実施、また意欲ある学生ボランティアの参画も実践しています。さらにこどもの表面的変化だけでなく内面変容の研究にも取り組んでいきます。

Q5.伝えたいことは何ですか?

皆さんと一緒にネットワークを広げ、アーカイブを充実させたいと願っています。
わたしたちの未来、それは“Support & Research for All Children” です。
センターロゴは、包み込む手、支える手、優しく触れる手、おいでおいで!とする手、センターが持つあたたかい手を抽象的なシンボルにしました。「sure」はsupportの「su」、researchの「re」をとり「シュア」と読む、本センターの愛称です。

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Q6.メンバーはどういう方ですか?

2024年度のメンバーを紹介いたします。

  • 加瀬 進

    こどもの学び困難支援センター長
    東京学芸大学教授

    “Sure for All Children”〜こどもの学び困難支援センターをより“確かな“取り組みにするために力を尽くす、元気なじいじでありつづけたいです。

  • 入江 優子

    こどもの学び困難支援センター
    東京学芸大学准教授

    学びを創り、支えるのは、教員や専門職だけではありません。こどもの視点や様々な地域資源に着目して学び支援のあり方を探究していきます。

  • 田嶌 大樹

    こどもの学び困難支援センター
    東京学芸大学講師

    「遊びは最高の学び」をモットーに、学び困難やその支援の問題について真摯に、しなやかに取り組んでいきたいです。

  • 箱山 智美

    こどもの学び困難支援センター
    特命教授

    学校、行政での勤務経験を活かしながら、困っている子供たちやそこにかかわる様々な立場の方々に寄り添って仕事を進めます。専門教科は音楽でした。

  • 宮下 佳子

    こどもの学び困難支援センター
    特命准教授

    目標は心も体も二重丸◎ みんなが毎日笑顔で元気に過ごせるよう、自分のがんばり方を見つけるお手伝いができると嬉しいです。

  • 藤岡 宏章

    こどもの学び困難支援センター
    客員教授

    学校、行政、大学等専門機関、民間組織、それぞれの役割が効果的に発揮された総合的な支援体制の在り方を探っていきたいと思います。

  • 松葉 覚

    こどもの学び困難支援センター
    客員教授

    学校と教育行政の連携・協力による一人ひとりの子どもに応じた支援のあり方を探っていきたいと思います。

  • 森崎 晃

    こどもの学び困難支援センター
    客員准教授

    単なる学力補充ではなく、こどもたちに寄り添い背中を押すために、ICT教材をどう活用できるか。主に不登校支援の領域で取組んでいます。

  • 野田 満由美

    こどもの学び困難支援センター
    客員准教授

    こどもの学び困難の背景要因を理解し、こどもたち一人一人にとって適切な学ぶ環境づくりのあり方を探っていきます。

  • 神谷 康弘

    こどもの学び困難支援センター
    客員准教授

    名護こども食堂運営。支援が必要な子ども達と地域を結ぶ橋渡し型ネットワークを創り、実践し続けています。

  • 北澤 武

    東京学芸大学教授(兼任)

    ICTを活用した子どもの個別最適な学びと協働的な学びを支援する方法を追究しています。

  • 鉃矢 悦朗

    東京学芸大学教授(兼任)

    「学びの環境」が面白くなると「学ぶこと」も面白くなるのです。身の周りをよく観て知って「学びの環境」もっと面白くデザインしていこう。

  • 伊藤 秀樹

    東京学芸大学准教授(兼任)

    子どもや大人が「生きるのがしんどい」という思いから解放されるような教育や社会とは?ということを、研究を通して日々考えています。

  • 小林 晋平

    東京学芸大学准教授(兼任)

    宇宙の研究をしている物理学者です。「世界を面白がる方法」を子どもたちに伝えたいと思っています。

  • 森山 進一郎

    東京学芸大学准教授(兼任)

    運動を通して、からだを動かすことの楽しさを感じながら、新しい自分を表現できるようになってほしいです。

  • 江角 周子

    東京学芸大学講師(兼任)

    学校以外で学ぶこどもたちへの支援について研究しながら、地域資源としての学校の在り方について考えています。

  • 村尾 愛美

    東京学芸大学講師(兼任)

    専門は特別支援教育です。言語・コミュニケーションという視点から、子どもと保護者の支援に繋がる研究を目指しています。

  • 河 美善

    こどもの学び困難支援センター
    専門研究員

    一人の「私」が育つには、たくさんの「あなた」が必要です。学び合い・教え合いのつながりのために研究を重ねていきます。

  • 大竹 咲紀

    こどもの学び困難支援センター
    専門研究員

    子供たちにとって、自分らしくいられる、安心・安全な環境とは何か、“学び“という視点から考えていきたいと思っています。

  • 松下 大介

    こどもの学び困難支援センター
    専門研究員

    子ども一人ひとりが、豊かな人生を送れるような学びを提供し、学ぶことが楽しいと思えるような環境を考えていきたいです。

  • 重丸 紗弓

    こどもの学び困難支援センター
    専門研究員

    乳幼児期の親子支援を専門領域に、こどもの遊びと学びの関係、育ちの支援や環境づくりを考えています。

  • 田野倉 和子

    こどもの学び困難支援センター
    専門研究員

    不登校をはじめ、様々な理由で学校に行くことが困難なこどもと保護者が少しでも安心できる学びの場のあり方、不登校のこどもの進路について研究しています。

  • 千野 たみ

    こどもの学び困難支援センター
    専門研究員

    放課後支援に携わる大人たちの学びに研究関心を持っています。子どもを核とした人々の繋がりや学び合いに着目しています。

  • 筒井 桃子

    こどもの学び困難支援センター
    専門研究員

    子ども一人一人に合った場所・学びの選択という視点から、主に不登校支援についての研究と実践を紡いでいきます。

  • 小林 拓哉

    こどもの学び困難支援センター
    共同研究員

    何らかの理由で学ぶことが難しくなっているこどもを、色々な観点から応援できる支援のあり方を考えていきます。

  • 丸川 正吾

    こどもの学び困難支援センター
    共同研究員

    ワクワクするような対話を通じてよりよい社会をつくり、次の世代に繋いでいくための研究をしています。

  • 竹村 睦子

    こどもの学び困難支援センター
    共同研究員

    子どもの権利を保障するために、子ども支援の質の向上、教育と福祉の連携とその普及について実践研究を進めていきます。

  • 田中 彩那

    こどもの学び困難支援センター
    共同研究員

    頭は冷静に、心は熱く。「学び」を構成する様々な側面に目を向けて、子どもたちにとって必要なものを探してゆきます。

  • 大城 穂乃香

    こどもの学び困難支援センター
    共同研究員

    生まれ育った沖縄をフィールドとして社会正義のための学校や教師の在り方を日々模索しております。

  • 大槻 育子

    こどもの学び困難支援センター
    共同研究員

    こどもたち一人ひとりのために、向き合い、寄り添うのもまた「人」。人と人との関わりの中で成長する「人」の思いに焦点を当て研究しています。

  • 小池 敏英

    こどもの学び困難支援センター
    共同研究員

    認知スキルのバランスを考慮すると、効果的な学習支援につながります。リモート支援で得られる学びの充実を研究しています。

  • 上夷 智弓

    こどもの学び困難支援センター
    共同研究員

    子どもたちや携わる方々のより良い環境や学びのために寄り添って精一杯お手伝いをしていきます。